いつも絵本を子どもたちに届けてくださり、ありがとうございます。
今回は、大分県大分市にある「寒田ひめやま保育園」さんより、絵本から生まれた園内活動の事例を共有いただきました。
今回の絵本 ―
『あめのひの えんそうかい』
こどものとも年中向き2025年6月号

雨の日がつづき退屈していた女の子“うたちゃん”は庭へ出ます。転がっていたバケツをひろうと「ぽいん!」。バケツの底に雨粒が当たって音が鳴りました。隣に空き缶を並べると「ぽいん! カン!」。さらに、おなべを並べると「ぽいん! カン! チャッ!」。楽しい音が鳴り響きます。カエルやカメも仲間入りしてはじまるのは、雨の日の演奏会。声に出して楽しい、雨の日の物語です。
「ぽいん!」「カン!」「チャ!」…楽しい音の響きをきっかけにして絵本から広がる世界
大分県大分市にある寒田ひめやま保育園さんでの活動事例です。
初めてこの絵本を読んだ時から、「ぽいん!」「カン!」「チャッ!」という音の響きに絵本の世界へと引き込まれていく子どもたち。

レインコートを着て、雨の日ならではの遊びや生き物との出会いも沢山楽しみました。バケツや缶を出してみると雨粒があたり、楽しい音が響き渡ると「絵本と一緒だ!」と喜ぶ子どもたち。


紫の軒下(パーゴラ)に入って雨音を聴きながら演奏会も始まります。雨にあたる物によって雨音の違いに気づき、音の響きを楽しむ中で「カスタネットや太鼓みたい」と楽器に興味を持ったり、玩具でイメージを表現したり。


雨の日の特別な世界をみんなで楽しみながら、今日も元気に何かを見つけています。
『あめのひのえんそうかい』は、
2025年10月現在、ソフトカバーの絵本としてご購入いただけます。

園で子どもたちと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?
ご興味のある方は、お近くのこどものとも社へお声がけください。
運営係より
こどものともひろばでは、
より多くの子どもたちが絵本を通して素敵な体験ができるように、これからも「絵本から生まれた園内活動」を紹介させていただきたいと考えております。
もし、ご紹介いただける事例がございましたら、全国の「こどものとも社」へお声がけいただけますと幸いです。
※ご共有いただいたすべての事例をご紹介できるわけではありません。申し訳ありませんがその点についてはあらかじめご了承ください。