作者


スギヤマカナヨ

内容紹介


「きいろいバナナさん、こんにちは!」。

声をかけるとバナナが皮から顔をのぞかせ、「ぴろーん こんにちは!」。

「まあるいたまごさん、こんにちは!」。

すると、「パカッ こんにちは!」と黄身があいさつを返してくれます。

とうもろこし、ティッシュペーパーなど、子どもに身近なものたちが「こんにちは!」とあいさつしてくれる、ユーモラスで楽しい絵本です。

編集担当者 より


 挨拶っていいですね。

「こんにちは!」と呼びかけられると、笑顔になって「こんにちは!」と返したくなります。

この絵本では、赤ちゃんの身近なものたちが、隠れたところから姿を現し、ユーモラスに「こんにちは!」と挨拶をしてくれます。

みんな、ぱっちり目をあけ、読者の赤ちゃんに向けて挨拶しているので、赤ちゃんはとってもうれしくなることでしょう。

最後に登場する子どもは友だちと思っても、自分だと思ってくれてもかまいません。赤ちゃんが「こんにちは!」と言いたくなってしまう、そんな楽しさにあふれた絵本です。

作者のスギヤマさんが「この世界へようこそ!」という温かな思いで作ったこの絵本。

赤ちゃんが絵本を楽しみながら、まわりのものやまわりの人たちと、ずっと仲良く幸せに過ごしてくれたらいいな! と心から願っています。

作者情報


スギヤマカナヨ(すぎやまかなよ)


1967年、静岡県生まれ。東京学芸大学初等科美術卒業。『ペンギンの本』(講談社)で講談社出版文化賞受賞。主な作品に『K・スギャーマ博士の動物図鑑』(絵本館)『てがみはすてきなおくりもの』(講談社)『ぼくのおべんとう』『わたしのおべんとう』(アリス館)『いっしょにごはん』(くもん出版)『どんぐりころころ おやまへかえるだいさくせん』(赤ちゃんとママ社)「ようこそ! へんてこ小学校」シリーズ(KADOKAWA)『すきすきぼうし』(「こどものとも年少版」2003年6月号)『くつくつだいすき』(「同」2015年1月号・福音館書店)など多数。東京都在住。

書誌情報


読んであげるなら:0才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:22ページ
サイズ:20×19cm
初版年月日:2021年07月01日
通巻:こどものとも0.1.2. 316号