作者


岡本雄司

内容紹介


いろんな顔の電車があるね。やさしい顔の電車に、おこった顔の電車。

すきなのどーれ。

いろんなかたちの電車があるね。

窓のかたちもみんな違うよ。

色や模様も、赤だったり黄色だったり、花柄だったり、それぞれに違ってる。

いちばんすきなの、どーれ。

版画で刷った絵を貼り重ねて作るやわらかで端整な画面表現で、たくさんの電車を図鑑的に描いた絵本です。

担当編集者 より


作者の岡本雄司さんはお子さんと一緒に電車の図鑑を見るとき、「好きなのどーれ? せーの!」と声を合わせて、それぞれの好きな電車を指差しながら楽しまれたそうです。その経験を元に楽しい絵本を作ってくださいました。

電車たちが気持ちよく並んだ端整でやわらかな画面は、岡本さんならではの表現です。

親子で指差しをしながら楽しんでもらえたらと思います。


登場する車両は全部で182。いろいろな地方の電車が登場します。現在運行をしていない車両も一部登場しています。

車両には、読んであげるおとなのためのキャプションが添えてあり、愛称があるものには愛称を、ないものには型式番号を表記しています。新幹線・特急などの愛称は「」付きで、車両の愛称は「」なしで表記しています。

作者情報


岡本雄司(おかもとゆうじ)


神奈川県生まれ。画家、絵本作家。主に木版画や貼り絵の技法を用いて、旅先で見る風景や乗り物をテーマにした作品を発表している。版画本『電車よこぎる街』『地下鉄出口帖』『辻堂駅』『終点まで』(いずれも私家版)、四ツ谷駅全景の版画作品「四ツ谷駅」(JR四ツ谷駅構内展示2007-2011)を制作。絵本に『でんしゃにのったよ』『くるまにのって』(「こどものとも年少版」2014年5月号)『れっしゃが とおります』(「かがくのとも」2017年8月号、以上福音館書店)『いろんなでんしゃ はっしゃしまーす』(アリス館)がある。埼玉県在住。

書誌情報


読んであげるなら:2才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:24ページ
サイズ:21×20cm
初版年月日:2021年12月01日
通巻:こどものとも年少版 537号