作者


齋藤槙

内容紹介


皆さんの住む町にはどんな大きな木が立っていますか? 

大木は、子どもにとって、両親や園の先生よりもはるかに大きくて長生きな存在。

そんな存在が、身近なところで共に生きていることを伝える絵本です。

この絵本では、たくさんの小さな生きものたちに様々な恩恵を与えながら、何年も何十年も、晴れの日も雨の日も、嵐の日も生きてきた桜の大木を描きました。

担当編集者 より


皆さんの住む町にも大きな木が立っていることでしょう。

ただ、見慣れ過ぎた風景になり、気にもとめない存在になっているかもしれません。

しかし大木は、人知れずとも、たくさんの小さな生きものたちに、様々な恩恵を与えています。

そうして何年も何十年も、晴れの日も雨の日も、嵐の日も生きてきた存在なのです。

この絵本は、子どもにとって両親や園の先生よりも遥かに大きくて長生きである、大木という存在が、身近なところで、今を共に生きていることを伝える作品。絵本に登場するのは桜の大木です。

桜は樹皮がごつごつとしていたり、洞やこぶができやすかったりして、虫や鳥など小さな生きものが生きやすい場所になっています。


齋藤槙さんが、長年に渡り大木に対して抱いていた畏敬の念が、絵本として顕現しました。

作者情報


齋藤槙(さいとうまき)


1981年、東京都生まれ。武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業。貼り絵、水彩、ステンシルをはじめ多彩な表現を用いる。絵本に『ぺんぎんたいそう』『かめかめたいそう』『おしりじまん』『ぼくのいしころ』(「ちいさなかがくのとも」2021年10月号)『すいぞくかんのおいしゃさん』(「かがくのとも」2018年8月号)(以上、福音館書店)『おひさま でるよ』(ほるぷ出版)『なまけものパーティー』(小学館)『ひょうたんれっしゃ』(アリス館)などがある。

書誌情報


読んであげるなら:5・6才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:28ページ
サイズ:25×23cm
初版年月日:2022年01月01日
通巻:かがくのとも 634号