作者


たるいしまこ

内容紹介


一匹のねこが壁から顔をのぞかせて、こちらを見ています。

「ねこちゃん おいで おいで」。

呼びかけますが、そっぽをむいたり、あくびをしたり、なかなか来てくれません。

でも最後は、「あ きたっ」。

こちらに来てくれるという結末がうれしい、ねこに呼びかける絵本です。

自由気ままに、さまざまな表情や仕草を見せてくれる、ねことのやり取りをお楽しみください。

編集担当者 より


この絵本は、作者の垂石さんご自身の体験から生まれた作品です。小さな子がねこに「おいで」と呼びかけて、やっと来てくれた喜びを絵本にしたいと、お孫さんが生まれたことを機に、息子さんとの思い出を絵本にされました。

お子さんと一緒にねこちゃんに出会って呼びかけるような気持ちで、お子さんにもねこちゃんにも声をかけて楽しんでいただけたらと思います。最後の、ねこちゃんがおなかを見せてゴロゴロしている場面は、「いいこ いいこ」と話しかけながら、絵のおなかや頭をなでたり、さわったりと、自由にねこちゃんとのやり取りをお楽しみくださいね。

ねこちゃんがこちらに来てくれた喜びをお子さんと共有しながら、親子でねこちゃんと仲良しになってもらえるとうれしいです。

作者情報


たるいしまこ


神奈川県茅ヶ崎市生まれ。多摩美術大学卒業。絵本に『サンタさんからきたてがみ』『わたしのかさは そらのいろ』「もりのおくりもの」(3冊セット)『あつい あつい』『あっくんとデコやしき』『まっくらけーのけっけさん』(「こどものとも年中向き」2021年11月号/以上、福音館書店)など多数。児童書も『かわいいこねこをもらってください』(ポプラ社)「ぞくぞく村のおばけ」シリーズ、「しばいぬチャイロのおはなし」シリーズ(ともにあかね書房)など数多い。

書誌情報


読んであげるなら:0才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:22ページ
サイズ:20×19cm
初版年月日:2023年02月01日
通巻:こどものとも0.1.2. 335号