作者


井上大成 文/中田彩郁

内容紹介


園への行き帰りや、公園へさんぽに出かけたときなどに、幼児でも簡単にできる昆虫採集の方法を紹介。

特別な道具や仕掛けがなくても、帽子や指先で簡単にできる採集から、網やコップを使った簡単なものまで、春、夏、秋それぞれの昆虫が登場して、昆虫採集の楽しさを伝えます。

自然を知り、好きになれる昆虫採集入門絵本。

編集担当者 より


編集方針として第一に挙げたのは、年長さん向けの昆虫採集の本にしようということでした。

昆虫採集の本は他にもありますが、捕虫網の使い方や、わなの作り方など、小学生向きのことがいくつも書いてあります。

この本では年長さんでも参加出来るよう、なるべく難易度を下げた昆虫採集の方法を描きました。

虫とりは人と自然との知恵比べです。

虫に逃げられないで近づくだけでも初めは大変ですが、何回も挑戦するうちに虫の次の動きが予測できるようになります。

絵本を読み終わったら実際にやってみて下さい。

うまくいかなかったらその理由を考えて、また試してみましょう。

お子さんが自然に目を向け、工夫をする力を養うきっかけになれば嬉しいです。

作者情報


井上大成(いのうえたけなり)


1962年生まれ。千葉大学大学院博士課程修了。学術博士。森林総合研究所多摩森林科学園研究員。子どもたちに科学の楽しさを伝える「サイエンスキッズ」講師も努める。編著書に『昆虫ワールド』(玉川大学出版部)。「かがくのとも」には「チョウのふゆごし」(2018年2月号)がある。

中田彩郁(なかたあやか)


1983年生まれ。東京造形大学アニメーション専攻卒業。アニメーション作家。TVシリーズやCM、舞台など、活動の幅を広げている。『ヨナルレ Moment to Moment』(2011)がアヌシー国際アニメーション映画祭、広島国際アニメーションフェスティバルなど国内外で多数入選。『境界線』(2014)で第18回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦。絵本は本作が初めて。

書誌情報


読んであげるなら:5・6才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:28ページ
サイズ:25×23cm
初版年月日:2020年04月01日
通巻:かがくのとも 613号