作者


林由未

内容紹介


くつした人形劇で遊びましょう。

穴の空いたくつしたを使った簡単な人形の作り方から、身近な道具で舞台を作る方法まで、すぐに手軽に出来る遊び方を紹介します。

飾って眺める人形と違い、劇人形は上手に工作出来なくても、動かすことで魅力を発揮します。

いろいろな演じ方を試して遊んでみましょう。

人形劇の舞台になる折り込み付録もついています。

編集担当者 より


靴下は履いているうちに穴が空いてしまうことが多いと思います。

そんな靴下を、捨てる前に靴下人形に生まれ変わらせましょう。

靴下は、指のある手袋よりもシンプルな形なので、制約が少なく作れます。

本作で紹介する作り方は、靴下に傷をつけずに元に戻せるものが多く、まだ履ける靴下でも作れるのもポイントです。

作者は人形作家の林由未さん。

人形劇の本場チェコで、子ども向けの人形劇を制作、上演しています。

本作は人形の作り方だけでなく、それを動かして遊ぶこと、さらにはいすなどを使って舞台を作り、劇に仕立てる方法までを描いています。

飾って眺める人形ではなく、劇人形は動かすときに魅力を出すことが大切です。

本場で活躍する人形劇作家の著者ならではの経験と知見が生きています。

作者情報


林由未(はやしゆみ)


林由未(はやし・ゆみ)舞台人形美術家・造形作家。東京造形大学在学中から糸あやつり人形に興味を持ち、独自に人形制作を開始。東京藝術大学大学院デザイン科修了後、チェコ国立芸術アカデミー人形劇学部舞台美術科大学院修了。「GOLEM」(チェコと日本の合作)、「Mysterious Lake」(アメリカ)、「長靴下のピッピ」(ポーランド)など、携わった人形劇は世界各国で上演されている。2020年末には大阪阪急百貨店で「くるみ割り人形」の壁面ディスプレイが公開されている。「かがくのとも」では『つくってあそぼう あやつりにんぎょう』(2017年10月号)がある。プラハ在住。

書誌情報


読んであげるなら:5・6才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:28ページ
サイズ:25×23cm
初版年月日:2020年12月01日
通巻:かがくのとも 621号