作者


佐々木マキ

内容紹介


何か嬉しいことがあったおじさん。

へらへら笑って、会社を出ました。

ところが家に向かって歩いていると、暴風雨に襲われたり、竜巻に飛ばされたり。

さらにはマンホールから出てきたワニに出くわしたりと、とんでもない目に遭い続けますが、おじさんはへらへら笑って気にしません。

よっぽど嬉しいことがあったのでしょうね。

話題作『へろへろおじさん』の姉妹篇。

担当編集者 より


おじさんが町を歩いていたら、上からマットが降ってきたり、犬に道を引きずり回されたり、はては豚の大群に衝突したり……。

そんな気の毒なおじさんを描いた『へろへろおじさん』は、たくさんの子どもたちに笑いをもたらし、大人たちをも魅了しました。

本作はその姉妹編です。

『へろへろおじさん』は受難の末に、最後はハッピーエンドを迎えるのですが、本作のおじさんが終始へらへらしているのも、向かう先にとてもハッピーなことが待っていればこそ。

どちらもおじさんの災難にたくさん笑った後で、終わりには気持ちよく「めでたしめでたし」となります。

よく似たところも、全然違うところもある、兄弟のような二作。

ぜひ前作とも読み比べてみてください。

作者情報


佐々木マキ(ささきまき)


1946年、神戸市生まれ。マンガ家、イラストレーター、絵本作家。『へろへろおじさん』で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。絵本に『やっぱり おおかみ』『くった のんだ わらった』『まじょの かんづめ』『まちには いろんな かおが いて』『おばけが ぞろぞろ』『はぐ』『くりんくりん ごーごー』(以上、福音館書店)、『ぼくがとぶ』、「ぶたのたね」シリーズ、「ムッシュ・ムニエル」シリーズ(以上、絵本館)、「ねむいねむいねずみ」シリーズ(PHP研究所)など多数。京都市在住。

書誌情報


読んであげるなら:5・6才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:32ページ
サイズ:26×19cm
初版年月日:2021年07月01日
通巻:こどものとも772号