作者
内容紹介
動物園にきたよ。あれ? あちこちからふしぎな音がきこえてくる。
ワウー、ミェー、ゴゴゲゲゴッ。これ、いったいなんの音? だれの声?
音がするというのは、そこで動物が活動している確かな証拠です。
音を頼りに動物園を歩けば、きっと動物たちの面白い行動に出会えますよ。
動物たちは、どんなときにどんな声や音を出すのかな?
編集担当者 より
『おいしい おと』『でんしゃは うたう』の絵本で、食べ物の音や電車の走行音を斬新な言葉で表現した三宮麻由子さんが、動物園で聞こえる音を絵本にされました。
取材はシンプル。動物園で動物の声や音にひたすら耳を傾け、これぞと思った楽しい音を集めました。
ゾウの鳴き声はよく「パオーン」と表現されますが、これはひどく興奮したときの声なので、動物園ではほぼ聞けません。
『どうぶつえんで きこえてきたよ』は取材に基づいた声や音を言葉にしているので、動物園で子どもたちが出会えそうな音だけをご紹介しています。ゾウがどのような音を出すかは、絵本を読んでのお楽しみ!
絵を担当された北村直子さんは、動物園(東京都)の動物紹介パネルや企画展示等のデザインを手がける専属デザイナーです。
今回の絵本では動物たちの出す音が、色や形で楽しく描画されています。いつも動物を身近で見ている北村さんの表現をご堪能ください。
音は、生き物が活動している証拠。動物園に行ったら、音のする方に行ってみてください。きっと動物たちの暮らしの楽しい一端を見せてもらうことができますよ。
作者情報
三宮麻由子(さんのみやまゆこ)
東京都生まれ。エッセイスト。著書に『センス・オブ・何だあ?』(福音館書店)、『音をたずねて』『空が香る』(文藝春秋)など。絵本の文に『おいしい おと』『でんしゃは うたう』『かぜフーホッホ』(以上、福音館書店)、「ちいさなかがくのとも」に『バス はっしゃしまあす』など多数。東京都在住。
北村直子(きたむらなおこ)
東京都生まれ。多摩美術大学卒業。動物園(東京都)のデザイナーをするかたわら、 絵本を制作。作品に『おでかけ どうぶつえん』(学研プラス)、『小学館の図鑑NEO まどあけずかん いきもの』(小学館) 、『ワタナベさん』『オオイシさん』(偕成社)、『だっぴ!』(こぐま社)など。東京都在住。
書誌情報
読んであげるなら | :3才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :24ページ |
サイズ | :2×2cm |
初版年月日 | :2022年05月01日 |
通巻 | :ちいさなかがくのとも 242号 |