作者
井原奈津子 文・構成
内容紹介
著者の井原さんは、習字教室で子どもたちに字を教える書道の先生。
そして、手書き文字の愛好家でもあります。
小学生のころから40年以上、心にふれた手書き文字を集めてきました。
その中から選りすぐりの手書き文字をご紹介します。
色んな字がありますよ、お気に入りをみつけてください。
「飛鳥から令和ひとっ飛び―日本の手書き文字1500年」ポスターつき。
担当編集者 より
もうひとつの書写・書道入門。
文字を書くこと、書かれた文字をみること、両方の楽しさを子どもたちに。
取材で見せてもらった大量の手書き文字の数々。えっ、“こんな上手ではない字”もあつめるの……? と、うなってしまうほどくせの強い文字もあります。でも、文字をつぶさに観察する井原さんの愛情深い解説をきくと、すてきにみえてくるのがふしぎです。
書の大家たちの古典、昭和の流行文字、新聞記者の字、子どもの字、怪談家の字、喫茶店のメニューの字、教科書の書体の「原字(元となる字)」などなど。ほんとにいろんな手書き文字が登場しますよ。
パソコン、スマホ、タブレットの時代となり、日常の中で手書きすること、筆で文字を書く場面はすっかり減りました。「デジタルの時代となった今も、どうして小学校では、硬筆、さらには毛筆を時間をかけて学ぶの?」そんな問から出発した一冊です。
~特別インタビュー収録~
教科書の字「光村教科書体」を制作した書体設計士の橋本和夫さんに聞く、教科書体誕生の舞台裏
作者情報
井原奈津子(いはらなつこ)
1973年、神奈川県生まれ。多摩美術大学デザイン学科卒業後、おもにエディトリアルデザインに関わる。2014年からは習字教室での指導・毛筆ロゴや筆耕の仕事に携わる。2017年『美しい日本のくせ字』(パイ インターナショナル)を出版。YouTubeチャンネル「身近なロゴで楽しむ書道」(https://www.youtube.com/channel/UCFkcertfX4AA2hMUKzPU7iQ)。
書誌情報
読んであげるなら | :― |
自分で読むなら | :小学中学年から |
定価 | :770円(税込) |
ページ数 | :32ページ |
サイズ | :25×20cm |
初版年月日 | :2023年2月01日 |
通巻 | :たくさんのふしぎ 455号 |