作者


古内ヨシ 作

内容紹介


小さなりんごが、坂道をころころ転がってお散歩しています。

そして「ただいまー」と、大きなりんごのもとに帰ってきました。

小さなみかんや小さな卵も「ただいまー」と、大きなみかんや大きな卵のもとへと帰ってきました。

赤ちゃんが大好きなまるいものたちが、お散歩から帰ってきて温かく出迎えてもらう様子を幸せいっぱいに描きます。

編集担当者 より


『ころころ ただいま』を目にする読者の赤ちゃんは、ずりばいやはいはい、まだ歩きはじめたばかりという子も多いと思います。大人が数歩で歩いてしまうような家の中の短い距離を、はいはいや、たどたどしい足つきで子どもが一生懸命に歩く姿は、ちょっと感動的です。

自分が向かう先に、大好きなお父さんやお母さんが「おいでおいで」と腕を広げて待っていてくれれば、赤ちゃんはそれはもう嬉しそうに一生懸命に歩き、歩ききったら笑顔で抱きとめてもらったりして、いいようのない喜びを感じることと思います。

古内ヨシさんが、まるいものたちが転がる楽しさと、大好きな人に笑顔で出迎えてもらう喜びをあたたかなぬくもりのある絵で描いてくださいました。

ついつい笑顔になってしまう幸せに包まれた絵本です。どうぞお楽しみください。

作者情報


古内ヨシ(ふるうちよし)


1952年、名古屋市生まれ。画家、絵本作家。絵本に『つきの かがやく よる』(「こどものとも年中向き」2020年9月号)『テコちゃんとネコネコ』(「同」2015年5月号/ともに福音館書店)『おべんとう ひゅーるひゅる』『きつねうどん たぬきうどん』(ともに大日本図書)『オナラせんせい』(絵本館)『ながーい でんしゃ』(至光社)『おばけのムニムニ』(あかね書房)など多数。

書誌情報


読んであげるなら:0才から
自分で読むなら:―
定価:460円(税込)
ページ数:22ページ
サイズ:20×19cm
初版年月日:2024年08月01日
通巻:こどものとも0.1.2. 353号