作者
内容紹介
地球で日本の正反対の場所にある南米ギアナ高地。
そこにはテプイとよばれる奇妙な山が100以上もあります。
標高は高いのですが、山頂が平ら、まるでテーブルのようです。
そのテプイには、オタマジャクシにならないカエルや、生態のよくわからないウデムシなど、他では観られない生物がたくさん！
そしてその山頂にぽっかり空いた穴に、写真家が探検に入ります。
担当編集者 より
著者の寺沢孝毅さんは、海鳥を中心に世界じゅうで撮影取材を重ねてきた写真家です。
あるとき、南米のギアナ高地の魅力にとりつかれ、これまでに４度も現地をたずねることとなりました。
アマゾン川とオリノコ川にはさまれたこの地に点在するテプイという山々。
ふもとのジャングルには動植物がたくさんいるのですが、切り立った崖でへだてられたテプイの山頂には、生物が行き来することができませんでした。
雨がたたきつけ気温も低い、テプイの過酷な環境で生き延びた生物たちは、ここでしか観られない変わった生物が多くなりました。
ギアナ高地の場所は大陸移動のさなかにもほとんど動かず、ずっと熱帯にありました。
太古の昔から、こうして「生物の進化の実験」を繰り返してきたテプイの様子を、貴重な写真の数々で紹介します。
作者情報
寺沢孝毅（てらさわたかき）
自然写真家。1960年、北海道生まれ。22歳のとき移住した天売島に住み続け、絶滅危惧種のウミガラスやケイマフリの調査・保護活動を続ける。天売島を「小さな地球」と見立てて人や自然環境の撮影を続けるほか、極地から熱帯までの海洋環境や海鳥を中心に取材し、地球の素顔を伝える活動に取り組む。画像と音を使った講演活動「Photo & Sound Live」を全国展開中。近著に『BIRD ISLAND TEURI』『EARTH SONG 地球の絶景と守りたい生命』『火山と生きる海鳥 千島列島探検記』（以上TERRA images刊）がある。映像作品としてNHK「ワイルドライフ」天売島編を撮影する。https://terra-images.jp
書誌情報
| 読んであげるなら | ：― |
| 自分で読むなら | ：小学中学年から |
| 定価 | ：770円（税込） |
| ページ数 | ：40ページ |
| サイズ | ：25×20cm |
| 初版年月日 | ：2021年08月01日 |
| 通巻 | ：たくさんのふしぎ 437号 |
