作者


乾栄里子 文/西村敏雄

内容紹介


「おんぶに だっこに かたぐるま/だれか のるこは いないかな」。

クマの呼びかけに、ウサギやリス、サルなど、動物たちが次々やってきて、クマはみんなをおんぶにだっこにかたぐるましてあげます。

子どもたちが大好きな「おんぶ・だっこ・かたぐるま」をテーマとしたこの絵本、読み終わったら、子どもと大人で一緒に遊びたくなる、楽しい楽しい絵本です。

編集担当者 より


小さい子はだっこやおんぶが大好きですよね。

編集担当も二人の子どもが小さい頃、「ふたりだっこ~」とせがまれ、両腕に重い二人をだっこして、毎晩寝室まで連れていったものです。


さて、「おんぶ・だっこ・かたぐるま」と、子どもたちが大好きなことをテーマに絵本を作ってくださったのは、「バルバルさん」シリーズで人気の乾栄里子さん・西村敏雄さんコンビ。

お二人のコンビによる赤ちゃん絵本は初めてです。 

繰り返されるリズミカルな言葉が心地いいですね。

西村さんは、クマらしい頼もしさと同時に優しさも出したいと、目だけで何度も描き直したそう。

そんな優しいクマが呼びかけるこの絵本、読み終わったら、親子でいっぱい遊びたくなることでしょう。

もちろん、人間の大人は3つも同時にやることは無理でしょうから、安全に気をつけながら、子どもを「おんぶ」「だっこ」「かたぐるま」して遊んであげてくださいね。

小さいうちは体をくっつけ合うのが一番うれしいことですから!

作者情報


乾栄里子(いぬいえりこ)


1964年、東京都生まれ。東京造形大学デザイン科卒業後、インドへ留学。バナスタリ大学でテキスタイルを学ぶ。絵本に『バルバルさん』『バルバルさんと おさるさん』(「こどものとも」2021年4月号・ともに西村敏雄絵/以上福音館書店)『ふくろうのダルトリー』(ブロンズ新社)などがある。東京都在住。

西村敏雄(にしむらとしお)


1964年、愛知県生まれ。東京造形大学デザイン科卒業。インテリアとテキスタイルのデザイナーとして活動後、絵本の創作を始める。主な絵本に『もりのおふろ』『もりのおふとん』『まてまて タクシー』『バルバルさん』『どうぶつサーカス はじまるよ』(以上福音館書店)などがある。東京都在住。

書誌情報


読んであげるなら:0才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:22ページ
サイズ:20×19cm
初版年月日:2021年12月01日
通巻:こどものとも0.1.2. 321号